とは言っても、”Test1”プログラムは必要最低限のコードしか書かれていないので、このまま動かしても何の動作も結果も得られません。
ですので、せめてプログラムが動いた証がわかるようなプログラムにしてから、動かしてみます。
では、画面に”Test1プログラムが動いています”といったメッセージが表示されるプログラムを作ってみます。
#プログラムの詳しい書き方については次回以降で調べていきますので、とりあえず下記内容を実施してみます。
プログラムコードを書くエリアの”int start”部分に以下の赤字文字(Printで始まる行)を入力します。
//+------------------------------------------------------------------+
// expert start function
//+------------------------------------------------------------------+
int start()
{
//----
Print("Test1プログラムを実行しています");
//----
return(0);
}
//+------------------------------------------------------------------+
すると下の画面のように日本語の部分が文字化けしてしまいます。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjoxPzjIs-q1VIsl5oW6PZxQwSRT5ZEWaHUH8kQ3pwc2Z_Oy4cJU-dZqcgAKy50nUCFJhpr8P1G2RJsjuwZI0b9SFhgfjfvqB-78sjhtDh16ti4-mmE_aQuSrReJYhEq9WMoYpxXxt55U8/s200/1_mojibake.bmp)
これは、MetaEditor が日本語表示設定になっていないためにこのような状態になってしまいます。そのため、次の手順で日本語表示設定を行います。
メニューバーの<Tools>-<Options>を選択し、Options 画面の「Font」タグを表示し、Font で”MSゴシック”を選択、Script で”日本語”を選択し OK ボタンをクリックします。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhBY9yO1lYPo2Bbsws3bb5qGMRP8zyd-9e9lTE0XX46pILxNSkp9-RevqO9M3gqXyf0_rER-oMETaafxZtJKVz_NIuMvWGUxmMNsOjBJgeGYRaLJNeq5QkWk6EnX8iO6LmaiFbZhioup2s/s200/2_mojibake.bmp)
これで日本語が正しく表示され、プログラムコードは完成です。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEisZCG_H13p0x5A39ZixVLGanbauWEgfRcHx85bstR2GvnzbThE6uGqvjvEm6ypJysPR5ReATSKR5rI6SYyTrxTomWUq7XD68MypChcZCkJh_SlYf68GlOT0m5-TiLy48WBFgdLRhh_La0/s200/3_mojibake.bmp)
次に、プログラムコードの準備ができたら、コンパイルという作業を行います。
コンパイルとは、プログラムコードに記述誤りがないかどうかをチェックし、問題なければ MetaTrader(コンピューター)が動かせるファイルを生成する作業です。
先ほど書いたプログラムコードは、以前説明したように”Test1.mq4”というファイルに保存されるのですが、これは人間が分かりやすい書き方で書いたものであって、コンピューターにとっては処理しにくい状態なのです。
これをコンピューターが処理し易い形に変換してファイルとして保存する行為をコンパイルといいます。
#コンパイルは特に MetaTrader に限った行為ではなく、その他のプログラム作成においても一般的な行為です。
コンパイルの操作方法は、MetaEditor のメニューバーで<File>-<Compile>を選択するか、「Compile」のボタンをクリックすることでコンパイルされます。
コンパイルしたときには、プログラムコードに間違いがなければ、画面下の「Toolbox」の「Errors」タグに「0 error(s), 0 warning(s)」と表示されます。
コンパイルすることで生成されたプログラム実行用ファイルは、”C:\Program Files\ODL MetaTrader 4\experts”フォルダに、ファイル名”Test1.ex4”として保存されます。
#上記フォルダは ODL Japan 社の MetaTrader インストールファイルを利用して環境作成した場合に限ります。
つまり、拡張子が”.ex4”のファイルは、MetaTrader 上で動くプログラム実行用のファイルになります。
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